福島高専同窓会ホームページの開設にあたって
同窓会長 野口 博(土木1回)
同窓生の皆様、初めてご挨拶させていただきます土木1回生の野口博と申します。高橋前会長の後任として、2021年3月の理事会で推薦されて第5代会長に就任しました。
同窓会の運営は他人事と思っていましたが、就任に当って改めて福島高専の歴史を見てみました。福島高専は1962年(昭和37年)に平高専として創設され、今年で60周年を迎えます。当初は機械工学科、電気工学科、工業化学科の3科で発足し、4年後の1966年に私がお世話になった土木工学科が加わって4科となりました。さらに1994年にコミュニケーション情報科が加わって本科5科となりました。2004年には本科卒業後にさらに研鑚を積むための専攻科が設置されました。60年の歴史の中で発足当初の科名は全て変更になっています。機械工学は機械システム工学科(2017年変更)、電気工学科は電気電子システム工学科(2017年変更)、工業化学科は物質工学科(1996年変更)を経て化学・バイオ工学科(2017年変更)、土木工学科は建設環境工学科(1995年変更)を経て都市システム工学科(2017年変更)、コミュニケーション情報科は2016年にビジネスコミュニケーション学科に変更されて現在に至っています。
福島高専同窓会は第1回生が卒業された1年後の1968年に創設されました。初代会長は工業化学科1回生の稲田和由様、第2代会長は機械工学科1回生の荒川精一様、第3代会長は電気工学科2回生の酒井章夫様、第4代会長は工業化学科3回生の高橋幸一様でそれぞれ同窓会の発展に携わってこられました。改めて敬意を表したいと思います。2000年代半ばに個人情報への関心が高まる中、同窓生各位への情報発信が困難になるとともに、同窓会の活動も停滞を余儀なくされてきました。さらに2019年12月に発見された新型コロナウイルスのまん延拡大で人流も滞って、同窓会の活動も制限されることになりました。この間同窓会活動は学生の全国大会等参加への活動支援、50周年記念事業への協賛等に限定されてきました。高専創立60周年の今年は記念事業が計画されています。同窓会としても協賛していきます。同窓生は2022年3月の卒業式で約9,400名弱になっています。
同窓生各位への情報発信源としては同窓会報が唯一でした。また、本校の記念事業時等に開催される懇親会は同窓生の懇親の場でした。会報は同窓会発足と同時に発刊された記録があります。その後第17号(2004年)を最後に休刊状態となっています。今般の情勢では紙面での同窓会報の発刊は困難な状況にあります。そこで、情報発信の手段として同窓会のホームページを開設することとしました。同窓生各位の交流の場として有効に活用していきたいと考えています。
同窓生各位の益々のご健勝を祈念し、また同窓会活動へのご支援・ご鞭撻お願いしてホームページの開設に当っての同窓会長の挨拶とさせていただきます。